のむけはえぐすり 特別編;スコットランド紀行 Deacon Brodies Tavern ― 2007年08月28日 03時18分23秒
のむけはえぐすり 特別編;スコットランド紀行 Deacon Brodies Tavern 案内板 ― 2007年08月28日 03時37分01秒
のむけはえぐすり 特別編;スコットランド紀行 Aberdeenの”The old school house”の玄関 ― 2007年08月28日 03時39分57秒
のむけはえぐすり 特別編;スコットランド紀行 Aberdeenの”The old school house”の店内 ― 2007年08月28日 03時42分36秒
のむけはえぐすり 特別編;スコットランド紀行 Aberdeenの”The old school house”の店内にあるビールのサーバー ― 2007年08月28日 03時44分23秒
のむけはえぐすり 特別編;スコットランド紀行 Aberdeenの”The old school house”の店内にある食事の頼み方の案内 ― 2007年08月28日 03時46分06秒
のむけはえぐすり 特別編;スコットランド紀行 Aberdeenの”The old school house”の食事 ― 2007年08月28日 03時48分29秒
のむけはえぐすり 第63弾 原善三郎の話 その42 Aberdeen取材旅行 Tavern ― 2007年08月28日 21時53分22秒
のむけはえぐすり 第63弾 原善三郎の話 その42 Aberdeen取材旅行 Tavern
Tavern(タヴァン)は居酒屋と訳されているが、Edinburgh(エジンバラ)にもAberdeen(アバディーン)にも町中のいたるところにある。中には、由緒あるタヴァンという所まである。
由緒という点では、エジンバラのタヴァンだ。なにしろ、スコットランドの有名な作家の名前がさりげなく出てくる。 エジンバラは、アバディーンからの終着駅になるウェイヴァリー駅を挟んで、山側のOld Townと海側のNew Townに分かれている。Old Townは、山の上のエジンバラ城からふもとのホリルードハウス宮殿までのロイヤル・マイルと呼ばれる、1マイルほどの古い街並みが中心になる。
エジンバラ城に近いロイヤル・マイルに面した”Deacon Brodie’s Tavern”は、教会役員のブロディーさんのタヴァンという意味だが、作家のスチーヴンスンさんの書いた「ジキルとハイド」のモデルになったWilliam Brodieさんに因んでいる。
1780年頃、ブロディーさんの昼の顔は教会役員で、人々に尊敬される石工の組合長で、市参事会員だった。夜になると盗賊という二足の草鞋を履いていた。それがばれて、絞首刑になったのがこの近くだと、店内の金看板に掲示されている。
それを読みながら、ビールを飲んだ。
Old Townが手狭になった時に、1822年から整然とした都市計画に沿ってNew Townが作られた。そこの東のはずれに、名探偵シャーロック・ホームズを生んだコナン・ドイルさんの銅像がある。彼が生まれたその近所に、”The Conan Doyle”がある。
Openまで1時間もあるというので、しかたなくNew Townに戻る。どうにか開いているタヴァンに駆け込むと、たむろしていた若者に親指を立てて勧められたのは、スコットランドで一押しのTennentsビールだった。飲み慣れたドラフトビールの味で、こっちも指を立てた。
親しみという点では、私にとっては通い詰めたアバディーンのタヴァンだ。
それでも、アバディーン生まれのジャーディンさんとマセソンさんが訪れたかもしれないと思えるくらいの古い歴史がある。 海に面したアバディーン駅から坂を上ると、ユニオン・ストリートに突き当たる。そこにはアバディーン大学のマーシャルカレッジやロバート・ゴードン・カレッジがあり、昔は牢獄で、今は博物館になっているThe Tolbooth(トルブース)もある。
ロバート・ゴードン・カレッジの近く、”The old school house”は大学生のたまり場といった雰囲気の店で、中は広い。客も若ければ、従業員も若い。食事のメニューも豊富で、店内に食事のオーダーの仕方が、まるで小学生に教えるように、黒板にチョークで書かれている。
1.空いた席に座ったら、テーブルの番号よく見てネ。
2.テーブルのお献立を見て、こっちに来て頼むのヨ。
3.席に戻ったら、運ばれてくるまで、オイタしないで待ちましょうネ。
食事もうまいし、オーダーもしやすいので、三日間もここのSchool boyになった。
もうひとつは、写真の”Prince of Wales”で、店頭には1850年創業と書かれている。店内は禁煙なので、店先にはタバコを吸いに出た数人の客が見える。 こちらは、オジサンとオバサンばかり。その一人になって、カウンターの中の若い女の子に、ビールのサーバーの中から見た目が良さそうなのを指さして、thisと注文する。代金引換なのだが、いくら聞いても「テポプン」としか聞こえない。手の中のコインからとってもらった値段をみると、2ポンド70ペニーだった。
すっかり英語に自信を失くした私には、食事のオーダーがさらに難関になった。しばらく店内を見渡していると、オジサンとオバサンが奥のカウンターで、なにやらコックと話し、少し待つと皿に盛られた食事が出て来て、お金を払っている。
無我夢中で席を近くに移して、前のオバサンが山盛りのぶっかけご飯を持っていくのを見て、中のコックに、”Same one, please”
全く情けないったら、アリャしない。
やっと飯にありついて帰ろうとすると、カウンターの中にいたはずの若い女の子は、いつの間にハリー・ポッターに出てくる魔女みたいなオバサンの姿に戻っていた。そのオバサンが私の顔を見るなり、チョット、チョットという感じで、なにやらあわてた様子だ。 これ以上ナンの不足があって、俺からふんだくろうとしているンだと、ムッとしていると、魔法使いのオバサンは、中からカメラを持ってきて、「あんたのだろう」という顔。
”Ye~~~~p!! Thank you~~~~p!!”と思わず、私。
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