原稿受付デスク2006年02月25日 22時02分15秒

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_ シンちゃん ― 2006年03月01日 06時10分57秒

第1回韓国旅行 その1
初めて韓国に行ったのは、8年ほど前の夏休み、友達Aさんと二人のツアーであった。それだけで、旅行の目的はただモノではないと疑われた。
「一流ホテルでも、女性が尋ねてくるそうですね」
旅行に行く前、悪い友達の昔話と混同しながら、そんな時はどうすると、二人で期待半分、怖いモノ見たさで真剣に相談した。
明洞(ミョンドン)の某一流ホテルに行っても、ロビーにいる女性達が全てその種の女性に見え、意味もなく恐れた。

ガイドのキムさん(女性)と食事に出かけることになった。おきまりの日本人ツアーの行く韓定食はハナから(これが一からという韓国語だと気づいたのはもっと後のことだった)望んでいなかった。
「キムさんが、いつも食べているところに連れって行ってください」と頼んだ。そんなところはつまらないでしょうというキムさんと、しばらく押し問答の末、
「それでは昨日会社の人と行ったところに行きましょう」と、案内されたのは、ミョンドンの中程の横道に入った間口1間ほどの食堂だった。
海鮮鍋の最後に焼きめし風にしたご飯がどうにか食べられた。旅行に第1日目にして、すでにあの辛さと、ニンニクと唐辛子の入り交じった匂いに食傷気味なっていた。
キムさんが私にメクチュ(ビール)を継ごうとすると、「イイですよ、韓国の女性は恋人以外には、お酒を継いだりしないと聞いていますから」と断った。自分の普段の店に来ているキムさんに申し訳ないという気持ちだった。
「そこまで勉強なさっていらっしゃったのですね」といわれ、初めてほめられた小学生のように面はゆかった。

「ところで、これからですが・・・・」
さんざん韓国と日本の文化の違いなどを話した後に、こう切り出した。キムさんは一瞬、いよいよ来たかと身構えるのが分かった。
「できたら、キムさんがいつも飲みに行っているところに連れて行ってほしいのですが・・・」
「エッ!?」という予想外の申し出にとまどっている風だった。
「私はてっきり、キーセンに案内するようにいわれるのかと思っていました」
それまでは、男二人、日本人。ドウセ、こいつらもいずれ同じと、半信半疑だったらしい。
また、何度か押し問答の末、「私の友達が今、ロッテホテルでお見合いをして、チョンノに飲みに行っています。私も彼を見たいので、そこに行きましょう」

チョンノまでは、15分ぐらい歩いた。そこは、日本の笑笑のような若者が集まる居酒屋だった。ジンロの水割りを頼むと、「韓国の男はそんな飲み方はしません、ストレートだけです」といわれ、従うことにした。そのストレートさえまだ序の口、もっと強烈な飲み方があることを知ったのは、数年後だった。

「なかなかいい人みたいでしたヨ」
2階の友達がいる席に挨拶に行って来たキムさんが教えてくれた。

韓国旅行の第1日目。いきなり韓国の生活に触れたような気がして大満足の一日だった。
キムさんにホテルまで送り届けてもらった。ホテルのロビーは閑散としていた。
女性に話しかけられないようにコワゴワ、キョロキョロしながら部屋に帰った。

_ シンちゃん ― 2006年03月06日 03時17分37秒

イシモチの話
 日本のイシモチは身質が柔らかく水っぽいので、焼いては歯ごたえを重視する日本ではあまり歓迎されない。春、今の時期に刺身にしたあっさりとした白身の味を知る人以外には、蒲鉾やすり身の材料ぐらいにしか思っていない人の方が多い。これが韓国や中国では正月や祝い事に出され、鯛よりも貴重な魚として重宝されている。
ファンちゃんも必ず、韓国に行くと買ってくる。それも済州島産のものに限り、ロッテ百貨店など、出所のはっきりしたところでないと買わない。筏のようにわらで結ばれた半干しのチョギ(韓国名)が十匹、十万ウオンから二十万ウオンのかなり高値で売られている。
魚が食べるプランクトンの差なのか、味は明らかに日本のモノは違う。独特の臭みと甘さとこくがある。とにかく美味い。今回の韓国行きの前までは、軽く油を引いたフライペンで焼いていたが、今回ソウルのオモニムからそのまま焼くと美味しいということを伝授され、そのまま焼くようになった。それでもいいイシモチは、皿にうっすらと残る魚本来の油がある。
中型のアジぐらいのものでも、頭から食べる。ただ、気を付けたいのは、イシモチ(石持)の名前の由来となった頭の後ろの方にある平衡を保つための耳石が、白い石を咬んだように歯に当たる。ここはそっとしゃぶって、口から出す。小骨はニシンのように細くたくさんあるが、気にせずに食べ尽くす。
イシモチは他に、グチという名前もある。これはつり上げられたときに、ギーギーと泣くので、グチを言っているように聞こえることからついた名だとされている。また、その声がうるさいというので、英語ではドラムフィッシュと呼ばれている。
イシモチはスズキの仲間でニベ科の魚だが、厳密にはニベとは区別されている。ちなみに、このニベの浮き袋から膠(ニカワ)を作っていた。「にべもない」という言葉は、粘りっ気もないところから、親愛感が無いという意味で使われるようになった。
例えば、こんな風に使う。「韓国クラブの女の子にだまされたとグチったら、だまされたあなたが悪いとニベもなく言われた」

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