映画の話; “ワンエ ナムジャ(王の男)”大、大、大、大注目!2006年03月30日 18時35分52秒


チマチョゴリ続きで映画の話が bushi さんから届きましたので映画カテゴリーにアップします;

はい、チマチョゴリほんとに素敵です。韓国では大長今に続いて、最近では“ワンエ ナムジャ(王の男)”という映画の大ヒットで、(観客動員数がブラザーフッドを越えて歴代1位になったそうですよ。)時代劇ブームと共にハンボク(韓服)もその美しさが見直されてきているそうです。

そこで、この“王の男”大、大、大、大注目です!!

映画の背景は、朝鮮時代のヨンサン朝(1494∼1506)。グァンデ(廣大)と呼ばれる仮面演劇、綱渡り、軽業やパンソリなどをする役者たちとヨンサン王の話。
無所不為にふるまう王でさえ、手にすることのなかった、一番手に入れたかったもの、本当の自由、スピリット、enthusiasmをこのグァンデの中に見つけるんですね。

朝鮮時代初の宮中グァンデたち (町で、元ギセン(妓生)を妻にした王を冷やかしたネタで仮面劇を演じ、観客を笑わせ、その罪で宮廷に処刑のされるために連行されたが、毎日のように続く医女たちによる宴会に飽き飽きしていた王こそが、その演劇に深く心奪われていく…) を取り巻く、嫉妬、恨み、復讐、陰謀、そして純愛。(ぜひ観ていただきたいので詳しくは書きません!)

グァンデたちの悲しくもの強く美しい生きざま、華麗な悲劇ともいうでしょうか。私はとても感動しました。あの耳障りな韓国のサッカーサポーターたちの必需品であるケンガリや、太鼓の音が、劇中ずっとすごく心地よく聞こえて、自然と自分の中でも興が沸き起こってきたりして。グァンデたちの技や滑稽な演技、人々のの衣装まで、すべてが見ものです。

私は卒業式で韓国に帰ったときに観たんですが、何度でも観たい! 早くDVDがでてほしい! 日本で公開してくれないかと、期待してます。DVDを手に入れたら、フライペンで上映会をしたいと思ってます!

http://www.kingsman.co.kr/ (映画の雰囲気だけでも…)